【弁護士執筆】弁護士の敬称や手紙の書き方を解説します!!

弁護士

本記事では…

  • 弁護士の敬称がわからない。「さん」って呼んでも良いの?
  • 弁護士に手紙を送るときの宛名の書き方がわからない
  • 弁護士に送るメールの宛名の書き方がわからない

といった疑問に答えます

本記事の結論は、次の通りです。

  • 弁護士の敬称・呼び方は「先生」が正解!!
  • 弁護士への手紙の宛名は、普通のビジネスマナーに気を付ければOK
  • 弁護士へのメールも基本は手紙と同じ【独自見解あり】

実際に弁護士として約10年仕事をしてきた僕が、実体験を交えて解説します。

弁護士の敬称・呼び方は「先生」が正解!!

弁護士の敬称や呼び方は、「先生」が正解です。

弁護士は多くの場面で「先生」と呼ばれて生活しています。
そのため、「様」とか「さん」という敬称だと、人にいよっては「おや…?」って感じるリスクがあります。

僕も、事務所でも裁判所でも「先生」と呼ばれていますし、休日も仕事の付き合いでゴルフに行くときは「先生」と呼ばれることが多いです

弁護士になったばかりの時期には、「先生」と呼ばれても自分のことかわからなくてスルーしたことがあります。
僕も経験がありますし、同期の弁護士とも「先生って慣れないね」って話していました。

そんな初々しい僕も、今では「先生」と聞こえたら、反射的に振り返ります。

もちろん、弁護士の中には「さん付けでいいですよー」って言ってくれる先生もいます。
私も、付き合いの長い依頼者の方や顧問先の方から「さん」と呼ばれることは、気になりません。

自分が頼んだ先生がどう考えているかわからない間やひとまず関係性が浅い段階は、「先生」と呼んでおくのがオススメです

弁護士への手紙の宛名は、普通のビジネスマナーに気を付ければOK

弁護士宛の手紙の宛名は、普通のビジネスマナーに沿って書いてもらえば大丈夫です。
年賀状を送るときや書類を郵送するときも同じです。

実際の宛名の書き方は、下の画像のとおりです。

一般的なビジネスマナーでも、手紙の宛名は、次のような構成だと思います。

  1. 住所
  2. 会社名 支店名(部署名)
  3. 肩書
  4. 名前
  5. 敬称

手紙の宛名については、企業のからの郵便でも敬称が「様」になっていることがあります。
また、敬称は「様」でも間違いではないという考え方もあるようです。

僕の個人的な感覚では、「さん」付けで呼ばれるよりも、敬称が「様」の手紙を受け取る方が違和感は小さいです。

やはり、失礼がないように気を付けたいとか、弁護士ごとに使い分けるのが面倒ということなら、「先生」にするのがオススメです。

弁護士へのメールも基本は手紙と同じ【独自見解あり】

弁護士宛のメールの宛名も、手紙と同じように普通のビジネスマナーに沿っていれば大丈夫です。

メール例

弁護士法人〇〇法律事務所 〇〇オフィス
弁護士 〇〇〇〇 先生

お世話になっております。先日、離婚の案件でご相談させていただきました□□と申します。
さて、ご相談の中で、今後の弁護方針や費用について、ご説明いただきました。

ここからは、僕の完全な私見ですが…
メールの宛名は「〇〇(苗字)先生/様」がベストだと思っています。

そもそも、「弁護士法人〇〇法律事務所〇〇オフィス」「弁護士〇〇先生」って、タイピングするのって、大変じゃないかなって思ってしまいます…。

メールの利点は、「スピード」「簡便さ」です。
送る側も受け取る側も、利点を最大限活かすためには、形式的な部分である宛名は、簡略化してもいいんじゃないかなと思います。

ただし、最初の連絡や無難に対応しておきたいのであれば、「弁護士法人〇〇法律事務所 弁護士 〇〇〇〇 先生」をおすすめします。

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